サイトオープン記念 | 09-10新潟県内介護の総合意識調査結果発表!!
●総数741名!ひとりひとりの悩みを解決するために。
本サイトでは、オープンを記念して介護に関する新潟県内での総合調査を実施しました。
ふだん話題にしづらい介護についての不安や悩みをお聞きし、サイトでお応えしていくためのアンケート。
対象は、本サイトの姉妹サイト「トクだねこまち」(月刊Komachi、Week!等を発刊する株式会社ニューズライン運営)のメール会員です。アンケートは無記名で、PC、携帯を通じてネットで実施しました。総数からもわかるとおり、介護については幅広い年代で関心が高まっています。特に年代があがるにつれて漠然とした不安から、悩みが切実になり、介護というテーマが「みんなのもの」であることがわかります。
このアンケートでフリー回答にてお聞きした質問、悩みなどについては、本サイトの「介護のひろば」「介護のきほん」で調査・情報収集の上、順次お応えしてまいります。本サイトをブックマークの上、ぜひご活用下さい。悩みや相談の追加も上記「介護のひろば」にて常時お受けしています。
□アンケート実施期間/2009年11月20日~11月30日
□回答/741件
※回答集計は、未婚・既婚で大分類し、さらに男女別の年代別で集計しています。
回答者属性
【既婚】
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【未婚】
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【総計】
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□回答者の結婚率は未婚がやや多く、男女別では、女性が全体の74%と圧倒的に女性が多かった。今回のメールでの回答依頼は男女ほぼ半数であることを考慮すると、「介護」については女性のほうがより高い関心を持っていることがうかがえる。
□また、未婚でも自分の老後のことを不安に思う傾向が強く、同居する親や祖父母など家族に要介護者がいるケースでの回答がめだった。
□年代別では、総計では30代が約30%ともっとも多く、ついで20代27%、40代25%だった。もともとメール会員の構成がこの年代別に多いことが最大の理由と思われる。ただ、メール会員の構成比では40代と30代の比率がほぼ2:1。この構成比に比べると40代のほうが回答率が高く、年代による関心の深さをを反映している。
Q1.あなたのご家族に既に介護サービスを受けておられる方はいますか?
□介護サービスを受けている回答者の比率は未婚・既婚ともに約25%。厚生労働省の調査した「高齢者に占める要介護者比率」(平成19年)でみると新潟県は15.8%。これに比べると10ポイントほど高い。今回のアンケートの回答者は、介護サービスを受けている方が平均よりかなり高く、その分、介護についての意識も高いことが予想される。
Q2.Q1で「いる」と答えた方、その方はあなたと同居されていますか?
□要介護の家族がいる回答者の内、施設に入居している、別の場所で暮らしているなど、「同居していない」回答者が、38%となった。未婚者のほうが既婚者に比べて15ポイントほど高いのが目を引く。
Q3.同じく介護度について下記より下さい。(複数回答)
□要介護度については「わからない」が半数近い。特に離れて暮らしている場合などは要介護度を家族でも把握しいないことが多いということだろうか。ついで介護度1-3が多かった。
Q4.あなたがご家族の介護(将来も含む)について、今、知りたいことがあればチェックして下さい。(複数回答)
【既婚 女性】
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【既婚 男性】
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【既婚 男女総計】
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【未婚 女性】
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【未婚 男性】
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【未婚 男女総計】
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□介護での関心ごとで圧倒的に多かったのが、予想通り「介護の費用=お金」の問題だった。フリー回答でも「将来、介護費用の1割負担が改訂されて負担率が上がるのが不安」「年金が減っていくのに、老後の生活が本当に維持できるのか」などの声が相次いだ。特に、もっとも高い比率だったのが、40代未婚男性で86.96%、次いで30代主婦で実に85.96%を占める。既婚者では40代以降、逆に比率が減少する。特に50代では母数が少ないが傾向は顕著。これは子育てが一段落し、経済的な余裕が見えてきた世代ということか。逆に40代未婚男性は、介護問題が20-30代に比べるとより身近になりつつありながら、家庭で介護してくれるパートナーがいなければ施設などに頼らざるを得ない。共働きでの収入増も見込めないことから、経済的な不安もより大きい。社会的には仕事で忙しいこともあり、不安を抱えながら相談する時間もないのではないか。
□総数が多い順では「デイサービスなど、様々な介護サービスの内容」、「同居・別居(介護施設への入居を含む)のいい点悪い点」、「自分でできる介護の方法」が僅差で並んだ。既婚と未婚でこの内容を比較してみると、既婚者は「同居・別居(介護施設への入居を含む)のいい点悪い点」、「デイサービスなど、様々な介護サービスの内容」、「自分でできる介護の方法」の順。逆に未婚では「デイサービスなど、様々な介護サービスの内容」、「自分でできる介護の方法」、「同居・別居(介護施設への入居を含む)のいい点悪い点」と、まったく異なる順位となった。既婚者の場合、近い将来、起きてくる切実な問題として義母・義父(祖父母)も対象にして「同居・別居(介護施設への入居を含む)のいい点悪い点」をあげ、未婚者では実父・実母(祖父母)を想定していると思われる。現実感、切迫感も含め、微妙な意識の違いが見てとれるだろう。
□その他の回答では、特養についての情報が有料老人ホーム、高齢者専用賃貸住宅などの情報に比べて需要が多い。入居金額が安いことが一番の理由かと考えられるが、ほとんどの特養が数百人の入居待ちを抱えている現状から、ニーズと供給のギャップの大きさが見てとれる。
□複数回答のため、総計は100%を超えている。
Q5.あなたが使ってみたいと思うサービスにチェックして下さい。(複数回答)
【既婚 女性】
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【既婚 男性】
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【既婚 男女総計】
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【未婚 女性】
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【未婚 男性】
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【未婚 男女総計】
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□今回のサイトオープンにあたって、サービスの需要を聞いてみた。既婚、未婚問わず、もっとも高かったのが「にいがた介護ポータルサイト」。次いで、「介護情報御用聞き」となった。本サイトではこの要望にもとづいてサービスを順次開設していく予定。「介護情報御用聞き」についてはメールの他、今後、電話や直接訪問も含めたサービス展開を検討している。
□複数回答のため、総計は100%を超えている。